ドイツの作曲家、カールハインツ・シュトックハウゼンが亡くなりました。
前衛音楽の重鎮で、現代音楽家の作曲家としてのその存在感はトップクラス。
前衛は終わったと言われていますが、その前衛を代表する作曲家でしょう。
電子音楽にもいち早く取り組み、テクノの元祖と言われているほど。
彼の音楽を語れるほど詳しくはないのですが、その音の存在感、重さは他では味わえない音です。
CDのライナーノーツにあった言葉が印象的で、要は「この曲は地球外生物の為に作っている・・・」と。
聴衆や自分の為(つまり現在の世の中の価値観にあるもの)の為ではなく、それを超えたところに美意識を求めるという、前衛のあり方を象徴するような言葉です。それは、偉大な冒険であると同時に、危険なことでもあります。
彼の死は一つの時代の終わりであるような気さえします。
そんなシュトックハウゼンに対してリスペクトを!