Budakeszi Vadsparkは「ブダケシ野生園」とでも訳したら良いのか・・・?
まぁ、実際のところ内容を簡単に言い表すと「森林動物園」です。といってもサファリパークのような大掛かりなものではなく、森を歩いていくと動物がいるといった簡単な感じで、そんなさり気なさとコンパクトなところが私は好きです。

海外からの観光客が押し寄せるような観光地では「決して」ありません。しかし、都市近郊の森を歩いて、動物に会ったり、地元の子供たちがはしゃいでいるのを見たり(今回は全然居なかったけど・・・)そんな楽しみも旅の楽しみの一つだと思うので、そういうのが好きな人にはなかなか楽しんでもらえるのではないかと思います。

Budakeszi Vadaspork
http://www.vadaspark-budakeszi.hu/
ブダペストのブダ側の中心部Széll Kálmán tér(以前はモスクワ広場という名称でした)からバスと徒歩で45分ほど。22番22A番222番とか、22系のバスに乗って30分ほどでSzanatórium utca下車。進行方向右手にずっと歩いて徒歩15分程。


さぁ「ブダケシ野生園」へ。この看板から先は結構長いです。左の方が近道。

野生・・・といってももちろん管理された動物園ですので、入り口があってそこで入場料を支払います。大人が1,200Ft(2014年9月現在)でした。日本円で大体600円弱くらいかしら。高くないですが、これでも昔からすると圧倒的に高くなりました。私が住んでいた1998年当時はそれこそ100ftとかその位だったのではないかと記憶してます。


Vadasparkらしい雰囲気の1枚。鹿は柵の中にいるのに、臆病なのか近づくとすぐに逃げていきます。

森の奥には搭があり、そこからの眺めを良く覚えていた。行ってみるとロープが張ってあって「注意!壊れているので、自分の責任で登ってね」の文字が。登ってみると、搭自体の強度は特に問題なさそうな印象でしたが、最上部の回廊が盛大に壊れていました。でもロープも張ってあるし大丈夫そうだ。


ブダケシの街を眺める。

広いなぁ。なんというのんびりした眺めだろう!こんな街に住んでいるのと、東京に住んでいるのでは、人生観が大きく異なってくるに違いない。どちらが良いという問題ではない。しかし異なるのは間違いない。両方住んだ私はそう思う。人は否応なしに環境に影響を受ける。しかし自分の居る環境を(ある程度は)選ぶことができる。

そんなことを考えて、しばし時を忘れ塔の上で風の音を聴いておりました。


熊には熊の人生がある。
(この場所はちょっと彼にはちょっと狭すぎるかもしれない)


猫にも猫の人生がある。
(ブダケシの猫は昔から自由でとても幸せそうに見える)

平日の午後遅めの時間に行ったこともあってか、私以外には誰1人おりませんでした。そんな静かな時間を過ごすにはもってこいのBudakeszi Vadasparkです。万人向けの観光地では御座いませんが、もし興味がある方は是非!