現地在住日本人で私がいた当時にオーケストラに入団するために日本からハンガリーにやってきた女性オーボエ奏者・・・ニックネームで「くわちん」さんというのだけれど、彼女の情報ではブダペストハーフマラソンなるイベントがどうやらあるらしい。情報有り難い!

抽選で10倍以上の倍率になってしまう東京マラソンとは大違いで、ブダペストハーフマラソンは寸前でも申し込みが可能(但し開催日に近づけば近づく程、エントリーフィーが高くなる)なのでした。渡航まで既に一週間を切っていましたが「ハーフマラソンなら練習がてら走れるな・・・ううむ」と唸った時には既にエントリー完了。ハンガリーには深夜に到着して翌日には早速レース・・・と、まぁなんとハードなスケジュールだなぁと今からすると思うのだけれども、西回りの時差ボケならむしろ丁度良いとばかりに元気に走りました。



コースは市民公園から英雄広場を通ってアンドラッシー通りをずんずん進み、デアーク広場からくさり橋を渡って王宮を見上げつつドナウ河岸をゲッレールトの丘方面へ行ったりマルギット島まで来たり・・・と言えば、ブダペストを知っている人には「名所ばっかり」と分かってもらえると思います。世界遺産ブダペストの名所をなめ尽くすようなコース。景色を見るだけで楽しい、贅沢なコースでした。



ハンガリー在住当時に住んでいた家の大家一家にはシャム君という小さな少年がいたのだけれど、月日が過ぎさって、彼は成長してとてもとても大きくなりました。なんと彼も走るといってくれたので一緒に走りました。といってもベストタイムを聞いたら私よりも全然速かった!レース中も彼には全く追いつけず、タイムも良くない厳しいレースとなりました。しばらく走り込めていなかったので、練習不足ですね。でも走れて大満足でした。





そして一つ分かったこと。
「これは一週間後はしんどいレースになる・・・」ということ。