「かえりみち」という子供用の曲を作曲したのは・・・うーむ、いつだったか?
多分2003年に作曲して、2004年のピティナさんの新曲課題曲コンクールで採っていただいた・・・と思います。もうかなり前のことなのでうろ覚え。

この曲はピティナのコンクールの子供向けの課題曲になるはずだったのですが、諸般の理由(!?)で延び延びになりまして、現在に至っております。なかなかこの辺り難しい問題ではあります。というか、私としてはどういう問題なんだかよく分かっておらず。結局のところストックしていただいていたが、その後実際に課題曲を選ぶ時に選んでもらえなかったということでしかありません。

一度その辺りを取り仕切っている先生方とお話しする機会があったのですが、どうも跳躍とか運指とか、この曲を弾くであろう子供達には難しい部分もあったりするとのことでした。だったら、そもそも当初から除外されそうなものですし、その後易しくなるように改訂したのに、やっぱり選んでもらえないのは「うーん」と唸ってしまうのですが、まぁ致し方ありません。うん。こういうのは最終的には「好み」という割り切れない問題に行き当たるわけで、いくつか並んでいる中で取り上げてもらえないのは、理屈ではないです、如何ともしがたい。「あーだこーだ」言っても仕様がないです。

そんなことよりも「最初に選んで下さって有り難うございます」と感謝しなければなりません。

(あー、でもですね、一度同じカテゴリーでとある高名な(テレビなんかにも出ているというある程度ポピュラーだという意味での)作曲家の曲が課題曲になっておりましたが、どこがよいのかさっぱり分からなかったですね。「はっ?」と思いました。)

そんなことはさておきます。

いずれにしても、この度「かえりみち」がカワイ音楽出版さんの曲集に収録していただけることになりました。

コンサート・ピースコレクション「約束の日」
2012年3月1日発売予定
40ページ
1,680円(本体1,600)

カワイ音楽出版
http://editionkawai.shop16.makeshop.jp/shop/shopdetail.html?brandcode=003002000254

amazon.com
http://www.amazon.co.jp/gp/product/476090624X/

どうぞ宜しくお願いいたします。

このような出版物には校正という作業があります。楽譜にミスがないかチェックする作業です。今回は第1校と第2校の合計2校でした。その度に郵送で楽譜が送られてきて赤を入れて返すのですが、担当の木村さん、本当にすいませんでした。(この場で謝って意味があるのかという疑問はさておき)

第1校で送られてきた楽譜がもともとの楽譜・・・つまり2003年頃に書いた楽譜でした。その後にピティナに提出していた「技術的な難点」を改修したものではなかったので、これはいかんと思い、全面的に差し替えました。それもピティナに提出したものではなく、2003年のものとの中間くらいのものになりました。つまり折角浄書してくれたのにやり直し。

で、これを受けて浄書して下さった第2校には1個所浄書ミスが。浄書屋さんのミスでしょう。「おっ」と思い、楽譜を眺めていると「うーん、ここはどうしても気になる」と先日書いた楽譜を1個所どうしても直したくなってきました。

ほんと小さい曲なので、修正の規模としては2小節を少し手直しするくらいなのですが、最終校正である第2校で「こっちの方が良いから直して!」という著者希望の修正をお願いするというのはいかがなものか・・・。

いや、本当にすいませんでした・・・。
そしてありがとうございます。

そんなわけで第2校を得た最終の譜面というのが浄書されていま印刷されているかと思うのですが、私は第2校の赤入れ譜面を送った後、修正された最終の譜面を見ていないでどうなっているのか分かりません!印刷されたものを見るまでドキドキです。