先日、駅のホームであった出来事。マスクをした中年の女性がうつむき加減で立ち止まっていて、なんだろう?と思ったら軽く嘔吐をしていた。どうやら調子が悪そう。あらら、と思いティッシュでもどうかなと思いバックから取り出そうとしたら、他の女性二人くらいが先にティッシュやハンカチを差し出していました。

おー、速いですねー-。(先を越された)

この速さは、やはり震災の影響かなと、勝手に想像。
震災前だと、皆もう少し皆遠巻きに様子をうかがうんじゃないかという気がします。

皆、しんどいのは同じ。
ならば助け合おう・・・と。

私は自分を決して利他的な人間ではないと思ってます。
むしろ周りの人は利己的な人間だと思っているかも知れません。
人のために自己を犠牲にして生きるというのはちょっと違うと思います。

しかし、自分だけでなく周りも含めた「全体における最大の利益(幸福)」というの視点はとても大事だと思っています。
上の例だと、ティッシュを差し上げることに不利益はほとんどないのに、体調が悪い人にとってはそれを受け取ることでおおきな利益になります(きっと)。
自分がやって欲しいことは、相手に対してするべきだし、やって欲しくないことは相手に対してもやるべきではない。

・・・なんか当たり前のことを書いていますね。

でも、そんなことをこの出来事の後で考えてました。


震災の直後ですが、「今年は絆の年になる」ということを言っている人がいました。
なるほど。

周りにいる人でも
地域でも
国でも
世界でも

震災があったからこそ人との繋がりが重要だと認識できた。
だからこそ、ティッシュを差し出すスピードもアップしたかな・・・と。
そう思いました。

(かなり考えが飛躍していますが、そう思った)