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行ってきました!かすみがうらマラソン。

初めてのフルマラソンです。
去年のおんたけウルトラトレイルは、残念ながらリタイアになってしまいましたが、歩いたり走ったりで林道を63km地点までは行きましたし、先日もトレーニングで皇居外周を7周(35km)していますので、フルマラソンの42.195kmは自分にとって考えられない距離ではありません。そりゃまぁ大変でしょうが、なんとかなる距離(のはず)です。

天気は良好。気温はちょっと暑くなりそう。
目標はまずなにより完走!

トレーニングの皇居外周35kmはちょうど4時間でした。
かすみがうらマラソンの制限時間は6時間。ということは残り7キロちょっと(42.195km - 35km = 7.195km)を2時間かけて行けばよいことになります。
歩行スピードを4km/hとしても、2時間ずっと歩けば8kmは行けますので、完走は十分に狙えそうです。

できれば、5時間を切りたい!
直前の調子からどうやら5時間を切るのは十分可能だと判断。ターゲットタイムを4時間50分に設定しました。

スタートはだいぶ後方からのスタートだったので、最初はとにかく大渋滞です。かすみがうらマラソンは数万人が出場する大規模な大会。スタートラインを跨ぐまでになんと10分以上掛かりました。

レースになるといつもの練習よりもペースが自然と上がってしまうのは本当に不思議。体感スピードが普段と全然違うようです。時計でキロのラップを見て「え!こんなに速いの!?(←あくまで個人比)」といつもながらビックリ。

あ、これは良いことではないです。マラソンには「貯金は借金」という言葉があります。前半で自分の力以上に突っ込むと後半疲れてその借りを返さなければならなくなります。
ですから、気持ちはあくまでも「抑えめ抑えめ・・・」

沿道には市民ランナーを応援してくれる地元の人が沢山いて、本当に嬉しかったなぁ・・・。
沿道の人が家の前でエイド(水の補給や飴をくれたり、色々)を開設してくれていたり、中学生が一列に並んで声援を送ってくれたりしているのです。

「頑張って~」
「ありがとうございます!」
ハイタッチ!

みたいなノリが、最初から最後まで。

後半は、こっちも全然余裕がなくてしんどいのですが、それでも

「もう少しだぞ!」
「うっ○★※っ」(←あまり言葉になっていない)

こんな風に受け答えしていると、それだけで元気が出るものです。
ありがとう!!!

30km過ぎからは「脚を使い切った」状態になってしまったので、歩きと走りを交互に繰り返しました。ならすと1km辺り7分から8分程度の遅いペースになります。
できれば35kmまで(いや、本当は最後まで!)走り続けたかったたかったけど、まぁこれは想定通りです。
40km過ぎからまたちょっとペースを上げて、最後だけはダッシュ(これはお約束)。
オフィシャルタイムで4時間45分10秒、プライベートタイム(最初スタートラインを跨ぐまでの時間を差し引いたタイム)が4時間34分41秒でした。

あぁ上出来!
現状、これ以上なにを望もうか。

日常的に走っている・・・とは言っても、私の場合、1週間全く走らなかったりはざらです。去年12月は月間走行距離が30km未満、今年1月2月でも40km程度でした。さすがに3月は頑張りましたが、それでも100kmちょっとです(真面目に走っているランナーはもっと走っています)そんな私でも長くゆっくり走っていればなんとかなるもので、「人間だんだんと成長できるものなのだなぁ」・・・と、しみじみ思いました。自信になりました。

とにかくですね、かすみがうらマラソン。楽しかったです。
今も余韻に浸っているところ。
今回で22回目のこの大会。なにをおいても、このような大会を運営している人たちにまずお礼を言わなければならないし、ボランティアや、地元で応援している人が素晴らしすぎます。

深く感謝!ありがとうございました。
Category: 音楽
作曲すると音を譜面に書いていくことになるのですが、この時ピアノで弾いて録音しておくと楽譜に落とすのが難しいニュアンスが後から確認できるので便利です。
譜面にすらせずにいきなり即興で弾いて録音し、後から聴き直してその中から曲にしていくことさえあります。

今までそんな時はRolandのR-1というWAVE/MP3レコーダーを使っていました。これはボイスレコーダーをステレオにしてレベル調整も行えるようになっているという、いわば音楽録音専用のボイスレコーダーみたいなものです。今は各社からステレオで録音できるレコーダーが多数発売されていますが、これはそのはしりのような製品でした。

R-1で録音して、USBケーブルでパソコンと繋ぎ、ファイルを取り込みパソコンで試聴して確認できます。

長いこと頑張ってくれました。


で、先日iPadがやってきてからというもの、iPadをレコーダーとして使うようになっています。

iPadは色々な「アプリ」をインストールして使うことが出来ますが、レコーダーもそれこそ沢山(無料のモノも数百円の有料のモノも)発売されています。沢山あるので選択肢が多く、逆に選ぶのに困るほどです。

iPad用にステレオで録音できるオプションのマイクがサードパーティから発売(1万円以下のものもあります)されているのでそれを使うのも良いと思いますが、私は今のところはデフォルトの内蔵マイクで録音して、そのままiPadのモノラルのスピーカー(もしくはヘッドフォン)から聴いています。内蔵マイクでモノラル録音なら音質も悪いんじゃ?・・・と思われるでしょう。それはその通りで、レコーディングのような良い音はもちろん期待できません。でもこれがなかなか音楽的と言ったらよいのか、上手く言えませんが、聴ける音なのです。私は好きです。

昔、子供の頃ですが、SONYのモノラルのラジカセで、エアチェックした音楽を繰り返し聴いていた時代がありました(遠い目)。あの音に近いというか、決してハイファイな音ではないのですが、音楽を気持ちよく聴かせるのに必ずしも大きなスピーカーなどの大規模な機器が必要というわけでもないのだな・・・と思わせてくれる音です。あのSONYのラジカセは良かったなぁ。あのラジカセで聴く、エアチェックしたベートーヴェンのピアノ協奏曲「皇帝」が私の中の音楽の原点・・・みたいなところがあります。一般的な「良い音」にはない魅力があると思います。もちろんこういうのは、アヒルが生まれて最初に見た生き物を母親だと思うのに近いものがあるかと思うので、客観的に人に勧められるかって言うとそうでもないと思いますが。・・・まぁいいや。

話が逸れましたがとにかくiPadの音は小さなモノラルマイクと小さなモノラルスピーカーであるにも関わらず、いい音だと私は思います。

なにか秘密があるのでしょうか。きっと試行錯誤してこうなっているのかも知れませんね。これは、なかなかのものです。


さて、録音、試聴を繰り返すときに、やっぱり便利だなと思うのは、画面が大きいので、波形が表示できたり、録音した音のリストが一覧で表示できたりといったところでしょうか?

私は、ヤマハが発売しているCloud Audio Recorderを使っています。たったの170円。
(ヤマハさん。有り難いんだけど、安すぎやしません?)



このアプリ、まず目立っているのはオープンリールのテープです!

デジタルなのにオープンリールか!と突っ込みたくなりますが、なかなかいいと思います。なぜって、録音している時に、リールがくるくる回っているので、「今、録音しています」というのが遠めにも一目瞭然だからです。こういうのって重要ですね。機能的には赤いランプが点滅していたら、それで録音しているって十分理解できますが、それよりもリールが回る方が視認性はずっといいです。そして「味」があります。

録音した音源は、一覧で表示されます。デフォルトで日付と時間の名前がつけられます。もちろん変更可能。再生するときは波形が表示されるので、音源の途中から再生するとかそんな時とても便利です。

音源はiTunesを使えばパソコンに取り込めますし、SoundCloudというクラウド(ネット上にあるサーバ)に音源をアップロードできます。アップロードした音源は自分で他の機器(パソコンでもスマホでも)聴くこともができます。広く世界に公開することもできます。

私の場合、iPadをピアノの所に持っていって録音して、終わったら別の場所に持っていって聴く・・・といった使い方でしょうか。シンプルですね。でもシンプルに使わせてくれるところが良いと思います。Roladn R-1の時は、パソコンのに取り込んで座って聴くのが基本でした。R-1で再生することも出来ますが、ディスプレイが小さいので、使い勝手は良くなかったのでほとんどR-1で再生することはありませんでした。持ち運べないと言うことは取り込んでパソコンで聴くことになるわけですが、パソコンの前で聴くとどうしても「作業をしています!」という聴き方になってしまうように思います。iPadを手軽に持ち運んで聴いた方が、だいぶいい感じです。

そんなわけで、iPadを購入した私でありますが、今のところはもっぱら音楽用として使っています。

将来的にはアプリでなにか作れないかな・・・と思っておりますが。

2012/04/06  Appleについて

Category: アート
パソコンという言葉が世の中に広まった頃からAppleという会社はあったので、Appleの製品の存在は昔からよく知っていました。
古くはAppleⅡというパソコンがあり、その後は今に続くMacintoshなどが生まれたのですが、それらは常に先進的でスタイリッシュなコンピュータというイメージでした。ただ残念ながら高価でした。とても魅力的だけれど、手が出ない・・・。

その後、WindowsOSが搭載されたDOS/V機の時代になり、Macintoshが持っていたルックアンドフィールが一般的なものになり、しかもWindowsパソコンというのは相対的に安価でしたので、世の中に広まり私もそれに倣っていました。「別にMacじゃなくてもいいよね。WindowsもMacと大差ないし」と。うん。それでいいと思います。OSと筐体が分離されていて、ユーザは好きなメーカーの好きなパソコン(もし望むならパーツを組み合わせて自作することも出来ます)を選べます。自由度が高いことは素晴らしい・・・。

そんな感じで月日は流れ、長いことApple製品を使うことなく過ごしておりました。

しかしながら、どうしてもiPhoneという電話(というかデジタルデバイス)からは惹きつけられるものを感じておりました。画面にタッチして、スワイプすることで画面を移動できる操作方法。これに代表されるユーザインタフェースもそうですが、触った感じの心地良さ、小気味良さなど、今まで使ったことのないなにかを、感覚としてですが感じました。特にiPhone4で高解像度のRetinaディスプレイが搭載され、そのキメの細かい画面を見て「これは購入決定・・・!」2010年の秋のことです。

長いこと、Appleの熱狂的なファンを見るにつけ「ふ〜〜ん」と思っておりました。「一体全体、あなたたち、これはそんなに騒ぐほどのことですかねー」と。
かくして、私もブログでこんなことを書いている以上彼らの仲間入りを果たしてしまったのかも知れません。

iPhone4の使いやすさに感動した後は、MacBookAirでノートブックコンピュータのイメージがガラっと入れ替わり、先ごろ発売されたiPadは発表と同時に予約購入するまでに至っています。うーん。

一つ思ったこと。それは、今までなにかを購入する時に「スペック」で選んでいたのだな・・・という反省です。
パソコンだったら、「CPUはこのくらいの速さ」「メモリはこれだけ大きく」「値段はこのくらい」・・・「これならお買い得だ。購入しよう!」という、購買行動です。
でも使いやすさや、自分の生活にどのように作用する(有益になる)かということは、決してスペックではわからない部分です。スペック表には決して現れない、そしてとても重要な部分かと思います。
Appleは目先のスペックはさておき、このある意味本質的な部分をずーーっと追求していて、それでいまのブランド(信用)を築き上げたのだなぁ、とそう思います。

恐らく・・・なのですが、Appleの製品には「人との距離の近さ」みたいなものがあって、これは大量生産大量消費が始まる前にはどんなプロダクトも持っていたものじゃないかなと想像しています。例えば、職人が作った道具。職人は使う人が実際に使っているところを見て、感じて作る・・・みたいな。コンピュータは新しいものかも知れないけれど、この価値感自体は決して新しいものではないと思うのです。どこかに忘れてきてしまったものをAppleは現代でも持ち続けている・・・そんな気がしています。
 



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