フランスは過去に「2時間」ほどだけ滞在した事があります。
飛行機のトランジットがパリのシャルルドゴールで、3~4時間ほど時間があったので、その隙に市の中心部まで行こうとしたのです。

忘れもしない思い出・・・。

シャルルドゴールのターミナルのすぐ外にある、市の中央まで行くバスのチケット売場のおじさんに私は尋ねました

'Do you speak English?'
と。

世界有数の国際空港のバスチケット売場。まさかそこにいる人が、英語を話さない訳はありません。答えはもちろん'Yes'に決まっています。

私が耳にしたその答えは

'No!'

・・・これはフランスでは良くあることだと思うので、今となってはなんとも思いませんし、そもそも気にせず最初から英語で喋りかけるべきだったのですが、当時はびっくりしました。

なんて不親切な国なのだろう!と思いましたが、あっけにとられている私を見かねて、年上の女性が可哀想にね・・・と'通訳'してくれたので、実は親切な国なのです。彼らはフランス語を愛しているのでしょう。

と、そんなトラウマ(ちょっとオーバー)があったので、今回はなんとかそのリベンジをしなければなりません。

というわけで、次のような方針で臨みます。

(1)Bonjour(こんにちは)と挨拶
この一言に、フランス文化への最大限の敬意を込めます。「あぁ、こんな歴史ある国へ来られた私はなんて幸せなんだろう。いやぁ、嬉しいです。こんにちは!」と。明るい微笑みとともに。

(2)その後の2言め以降は英語
有無も言わさず英語。国際的にやっぱり英語を話しますよ。旅行者は。
だってしょうがないじゃーん。
私が知っているフランス語、BonjourとÇa va?(元気ですか?)だけでは如何ともしがたい。ないカードは切れないです。
とはいえ、私はあなたとコミュニケーションを取りたいので、私の知っている言葉で頑張ります・・・
というそんな想いを込めて。

そんな方針のもと、乗り遅れたTGVのチケットの振替とか、次の列車の手配を早速しなければなりません。