楽譜作成ソフトfinaleで、楽譜の修正をしていたのですが、直前の小節の反復記号の消し方が分からず数時間の時間を消費しました。
そんな珍しい情報でもないはずですが、検索してもなかなか情報に行き当たらなかったので、備忘の意味も含めて書きます。

一般的に反復記号というと、1カッコ2カッコとか、ダルセーニョとかのことを指しますが、このような記号も反復記号と呼んでいます。



あまりクラシックでは使われず、ポップスなどで使用頻度が高いです。クラシックの奏者で「何これ?」と知らない人もいます。

私はこの記号を消去して通常の音符の表記に戻したかったのです。

finaleは楽譜に記載したものが色々なカテゴリーに分かれています。
例えばフォルテなどの「発想記号」だったり、アクセントは「アーティキレーション」になります。他には「テキスト」「コードネーム」「音部」など色々な種類があり、それぞれ基本的に独立しているので、一つカテゴリーを選択している時は他のカテゴリーは選択できません。つまり、「なにかを修正したい!」と思っても、それがどこのカテゴリーに属しているのか分からない場合は、修正できないのです。

今回はまさにこれで、反復記号がどのカテゴリーから登録修正できるのか、さっぱり忘れてしまいしばらく右往左往しておりました。

前置きが長くなりましたが、結局の所、上記のような反復記号は「五線ツール」の中の「楽譜スタイル」から設定できるということがやっと判明。



1カッコ2カッコなどは「反復ツール」というカテゴリーに入っているのですが、今回の反復記号、反復とは言え「小節のスタイル」という扱いなのですね。
「五線」ツールは楽譜を書き始めるときに、楽器毎に五線を割り振るツールというイメージで使っていました。最初に使うものというイメージでした。

そうかここだったか。

いやぁ分かりづらい。

そもそも楽譜って人間的だなぁと思います。
なかなか機械的な法則では割り切れないです。
音符間のスペースが変わっただけで音楽的に見えたりします。
コンピュータのプログラムは論理的に割り切れる仕事は得意ですが、説明し辛い・・・つまり人間的な行為は苦手です。
ですから、楽譜浄書ソフトっていうのは、なかなか大変な仕事をしていたりします。

そんなわけで、まぁ致し方ないと思いつつも、小節を右クリックして「プロパティー」を表示して、その小節に絡む全てのプロパティーを表示しすぐにエディットできるようにすることは、そんなに難しいことでもないのでは・・・という気もします。

そうなったら、ずっと使いやすくなると思うのですが。

finaleは強力なソフトですが、もうちょっと気持ちよく使えるようになりたいところ・・・。