2009/01/18 風車による低周波数
Category: 音楽
「風力発電、近所で頭痛・不眠 環境省、風車の騒音調査」
http://www.asahi.com/national/update/0117/TKY200901170205.html
より引用
新エネルギーとして期待されている風力発電所の近くで、頭痛やめまい、不眠などの体調不良を訴える住民が増えている。原因は解明されていないが、風車から出る音が関係していると考えられており、環境省が調査に乗り出した。背景には、風車が人家近くに設置されるケースが増えつつあるという事情もありそうだ。
愛知県田原市の久美原風力発電所から350メートル離れた場所に住む大河剛さん(40)や家族が体に異変を感じたのは07年1月、風車が動き始めてすぐだった。体がしびれ、頭が揺すられるような症状が続いて眠れない。風車から遠く離れると楽になり、家に戻ると苦しくなった。
騒音を測ってもらうと、低周波音で家が振動しているのが分かった。「健康には影響がない」と言われたが、一家はアパートを借り、夜になると避難している。地元では「風車病」と呼ぶ人もいる。
低周波音とは、周波数が100ヘルツ以下の音のことで、人には聞き取りづらい。工場のボイラーや冷暖房機などからも発生するため、以前から近隣住民が体調不良を訴えるケースが報告されていた。
この記事を読み、送電線での低周波振動の発生について思い出しました。
R.マリー・シェーファー著「世界の調律」
第12章「風は気まぐれ」P.249より引用
サウサンプリトン大学音響振動研究所のフィリップ・ディキンソン博士は未発表の論文の中で、自殺を図ったある老女のケースについて述べている。
―――彼女の自殺の原因は、低い脈打つようなノイズだった。それは彼女にしか聞くことのできないもののように思えた。……地域の保健局は何ひとつ聞くことも録音することもできなかった。しかしその後、他にそのノイズを聞いている人が多くいることが分かった。けれども彼らは、そういうのが恐ろしかったのである。<中略>分析の結果30~40ヘルツに明確なピークが発見されたのである。このテストが新聞で報じられると、全国各地から低い脈打つようなノイズによる妨害についての深刻な報告が寄せられた。……それらの多くが調査され、その全てのケースに、30~40ヘルツの範囲に明確なピークをもつノイズが発見された。そのノイズが訴えを起こしている人に聞こえるのは、主に夜間、それも特に微風のある寒い冬の夜か、気温の逆転状態においてであり、無風あるいは強風の暑い夏の日には全く聞かれていない。ノイズの源を調査した結果、それらの場所の多くに送電線があるのが分かった。中には木製の電柱が激しく共振し、耳をつけると痛いくらいのものもあった。全ての場所に送電線があったわけではなく、家や恐らく細い木によってノイズが増幅されたケースもあると考えられた。
ディキンソン博士はこれらの低周波振動の原因を風であるとしている。博士は研究の中で、制御のない低周波振動が脳腫瘍の発生と関係しているとも述べている。
ところで、送電線には電磁波の問題もあります。
送電線から発せられる電磁波は、電子レンジなどから出る電磁波よりはずっと弱いものです。ただ、送電線の場合は電子レンジと違い四六時中稼働していますから、付近の住民は常に弱い電磁波を浴びている状態になります。
「継続的に弱い電磁波を浴びる」ことが人間に影響を与えるのか?
与えるかもしれませんが、与えないかも知れません。
以前住んでいた千葉市若葉区北大宮台の自宅付近ではすぐ近くを送電線が通っていたのですが、ご近所の人で体調の悪い人(脳腫瘍の方もいました)は「送電線の電磁波は多分人間に影響がある」と言っていました。私もあり得ると思いますし、実際のところ転居する時は近くに送電線がないところを選びました。
実際のところどうなのか・・・。きっと長年にデータを蓄積したりそうしてみないことには、正確なところは何とも言えないでしょう。
閑話休題。
さてさて、上の風力発電の問題では、「家から離れると症状が出なくなる」という辺りからすると、原因が音である可能性は高いかも知れません。
音が人間の健康に影響を与えるというのは、なかなか想像しにくいかもしれませんが、極端な話「黒板を爪でひっかいた音」は、人を極度に不快にさせるわけですし、精神的に影響を与えるのは理解しやすいと思います。
ここで問題になっている低周波は基本的に人間の耳には「聞こえない」音なのですが、これは「意識的に認識できない音」というだけで、実際には「聞こえている」のかもしれません。
同じように人間に聞こえないはずの高周波の音でも「CDがその周波数帯をカットしてしまったために、音が硬く聞こえる」などといわれており、聞こえない(意識的に認識できない)音も実は聴かれている……といわれています。低周波がなんらかの影響を与える可能性は充分にあるわけです。
上で引用した「世界の調律」という本は、サウンドスケープという考え方の大元になっている「バイブルのような本」なのですが、そのテーマの一つが「聴覚文化に関する考察と、そのこれから」であると(私は勝手に)思っています。簡単に言って、「現代は聴覚をないがしろにしている」ということをこの本は言っています。
エコである「風車」が、人間の健康に悪影響を与えるというのは皮肉ですが、エコであろうとなかろうと現代のテクノロジーであることには変わりありません。テクノロジーは一見便利であっても、多くには副作用があります。(例えば、自動車は移動するには便利である反面、事故でなくなる人が後を絶たない、騒音や排気ガスをまき散らす...etc )
当たり前のことを書くようですが、「今はテクノロジーを闇雲に進化させる」よりも「副作用をケアしていかなければならない」時代なのかも知れません。
追記 2009/10/30
フィールドレコーディングをされていてCDも発売しているevalaさんのブログにフィールドレコーディングした風車の音が掲載してありましたので、ご紹介します。
http://evala.org/ht/20090814_wind-power-station/
2009/01/16 Windows7
Category: IT and WEB
次のWindowsである、Windows7のベータ版がリリースされました。
早速ダウンロードしてみました。
Windows7が動くスペックのマシンは我が家に一台しかありません。
メインのOSを変える気はもちろんなく、XPはXPで残します。別のパーティション(Ubuntuが入っていた)をフォーマットし直してインストールします。
特に問題なく40分程で終了。
ベータ版と言うことで、不安定だろうな、と覚悟していました。
が、思いの外、スムーズにというか、サクサクと動作してくれています。

予め書いておきますが、Windows vistaはインストールしたことはしましたが、数日使ってみた程度なので、Windows7とvistaを比べることは私には出来ません。
だから、「おーAeroだ。すごい。」と驚いたりしています。

XPと比べてもしようがないのかも知れませんが、「あー、随分洗練されたもんだ」と思います。
ユーザインタフェースでも画面表示でもメニューでも、次世代のOSという感じ。
まぁ、Macに影響を受けているのは間違いないとは思いますが。
これは、Macの影響なのかな?Macもほとんど触ったことがないので、分かりませんが、クイック起動とタスクバーが合体しています。
でも、慣れないですね。もう一つエクスプローラを開きたいのに、既に開いた画面が前面にフォーカスされます。
あと、ベータ版だけあって、ヘルプなどを開くと一部(というか半分くらい?)は英語のままでした。
いくつかソフトをインストールしてみましたが、一応動いています。

この辺り、vistaと「カーネルがそれほど変わっていない」からなんでしょうね。
vistaをさわった時の印象と比べると、印象は大分良いです。
vistaよりも、感覚的に気持ちがよい。これは期待できそうだなという感じ。
ところで、「windows 7」というネーミングですが、
windowsのバージョン自体は6.1なんですよね?
xpが5.1でvistaが6ですね。
webでアクセスしたときのユーザエージェントでも
と表示されます。
うん。なるほど。で、なんで「windows 7」なんだ(笑)?
そりゃ「windows 6.1」より「windows 7」というネーミングの方が売れそうだけど、こりゃ紛らわしいな。
さらにその次のバージョンでカーネルが一新されたときのネーミングはどうなるんだろう?と今から心配になってしまいます。
とはいえ、今から発売が楽しみになってきました。vistaの時よりも大分楽しみです。
早速ダウンロードしてみました。
Windows7が動くスペックのマシンは我が家に一台しかありません。
メインのOSを変える気はもちろんなく、XPはXPで残します。別のパーティション(Ubuntuが入っていた)をフォーマットし直してインストールします。
特に問題なく40分程で終了。
ベータ版と言うことで、不安定だろうな、と覚悟していました。
が、思いの外、スムーズにというか、サクサクと動作してくれています。

予め書いておきますが、Windows vistaはインストールしたことはしましたが、数日使ってみた程度なので、Windows7とvistaを比べることは私には出来ません。
だから、「おーAeroだ。すごい。」と驚いたりしています。

XPと比べてもしようがないのかも知れませんが、「あー、随分洗練されたもんだ」と思います。
ユーザインタフェースでも画面表示でもメニューでも、次世代のOSという感じ。
まぁ、Macに影響を受けているのは間違いないとは思いますが。
これは、Macの影響なのかな?Macもほとんど触ったことがないので、分かりませんが、クイック起動とタスクバーが合体しています。
でも、慣れないですね。もう一つエクスプローラを開きたいのに、既に開いた画面が前面にフォーカスされます。
あと、ベータ版だけあって、ヘルプなどを開くと一部(というか半分くらい?)は英語のままでした。
いくつかソフトをインストールしてみましたが、一応動いています。

この辺り、vistaと「カーネルがそれほど変わっていない」からなんでしょうね。
vistaをさわった時の印象と比べると、印象は大分良いです。
vistaよりも、感覚的に気持ちがよい。これは期待できそうだなという感じ。
ところで、「windows 7」というネーミングですが、
windowsのバージョン自体は6.1なんですよね?
xpが5.1でvistaが6ですね。
webでアクセスしたときのユーザエージェントでも
Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 6.1; Trident/4.0; SLCC2; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.5.30729; .NET CLR 3.0.30729; Media Center PC 6.0)
と表示されます。
うん。なるほど。で、なんで「windows 7」なんだ(笑)?
そりゃ「windows 6.1」より「windows 7」というネーミングの方が売れそうだけど、こりゃ紛らわしいな。
さらにその次のバージョンでカーネルが一新されたときのネーミングはどうなるんだろう?と今から心配になってしまいます。
とはいえ、今から発売が楽しみになってきました。vistaの時よりも大分楽しみです。
2009/01/12 リニューアル中
Category: 雑記
現在、ホームページ「響きの庭」(←このホームページです!!)をリニューアルしております。
・「日記」を「ブログ」に変更。
・トップページを自動でアップデート出来るように修正。
・・・今のところこの程度です。
今後は、
フレームで記述されているページを単一のhtmlに
ブログパーツの提供
メールマガジン
などを追加、修正していく予定です。
一時的にページ等の閲覧がしづらくなるかも知れません。
ご了承の程、お願いいたします。
・「日記」を「ブログ」に変更。
・トップページを自動でアップデート出来るように修正。
・・・今のところこの程度です。
今後は、
フレームで記述されているページを単一のhtmlに
ブログパーツの提供
メールマガジン
などを追加、修正していく予定です。
一時的にページ等の閲覧がしづらくなるかも知れません。
ご了承の程、お願いいたします。
2009/01/05 Nucleusインストール その2
Category: IT and WEB
2009/01/05 Nucleusインストールその1
Category: IT and WEB
このブログシステムはNucleusで作られています。
Nucleusは数年前に、ドイツジャパンを作成したときに、使いました。
現在の元気に稼働中ですが、色々と修正もかけたいし、プラグインも試してみたいと言うこともあり、今回もNucleusを使いました。
MTという選択肢もあり、こちらもやってみたかったのですが、権利関係が面倒(商用利用は有料)なのと、ブログを更新する度に全てのHTMLを再生成するという話を聞いたことがあり、面倒くさそうです。
ただ、MTはユーザが多く、それはきっと使えるシステムだからでしょうから、そのうちまた機会を見つけてやってみたいです。
Nucleusは数年前に、ドイツジャパンを作成したときに、使いました。
現在の元気に稼働中ですが、色々と修正もかけたいし、プラグインも試してみたいと言うこともあり、今回もNucleusを使いました。
MTという選択肢もあり、こちらもやってみたかったのですが、権利関係が面倒(商用利用は有料)なのと、ブログを更新する度に全てのHTMLを再生成するという話を聞いたことがあり、面倒くさそうです。
ただ、MTはユーザが多く、それはきっと使えるシステムだからでしょうから、そのうちまた機会を見つけてやってみたいです。
2009/01/05 謹賀新年
Category: 雑記
2009年、明けましておめでとう御座います!
今年もどうぞ宜しくお願いいたします。
今年は良い年にしたいです。

このホームページには「日記」がありました。
ホームページが出来たときは、まだ「ブログ」なる言葉は少なくとも一般的ではありませんでした。
時代は変わる・・・。あっという間に変わる。
今やブログの方が通りが良いですし、ブログのシステムはとても便利なので、思い切って導入しました。
テキストエディタで書いていくのではなく、webから入力できますし、写真もアップロードできます。
便利です。
どんどん更新していきたい(希望的観測)と思いますので、どうぞ宜しくお願いします。
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今年もどうぞ宜しくお願いいたします。
今年は良い年にしたいです。
このホームページには「日記」がありました。
ホームページが出来たときは、まだ「ブログ」なる言葉は少なくとも一般的ではありませんでした。
時代は変わる・・・。あっという間に変わる。
今やブログの方が通りが良いですし、ブログのシステムはとても便利なので、思い切って導入しました。
テキストエディタで書いていくのではなく、webから入力できますし、写真もアップロードできます。
便利です。
どんどん更新していきたい(希望的観測)と思いますので、どうぞ宜しくお願いします。
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