1人で演奏していると、その人が「全て」だけど、複数で演奏すると意見の相違もあります。どう落としどころを見つけるか・・・、そんな作業でもあります。で、
「最小公倍数じゃなくて、最小公倍数になったらいいねー」
なーーーんて、メンバー達と話していたのですが、一昨日はそこそこバンドとしてビルドアップできたものが出せたんじゃないかと思いました。
バンドマジックとまでは行かないが、4人のなにかが生まれたんじゃないかと。またやりましょう。



話は突然ガラリと変わります。

今は亡き祖父「二宮のお爺ちゃん」という人がいました。
子供の頃たまに夏休みとか冬休みとか春休みとか、二宮に行くと、美味しいお店に連れて行って貰ったものです。
「どじょう」とか「お寿司」とか「ウナギ」とか。

子供の頃にたまには美味しいものを食べておくという、いい経験をさせていただいたと、祖父にはとても感謝しています。


先日代々木と参宮橋の間あたりにあるフレンチのお店、「キノシタ」へ行ってそんなことを思い出しました。



いやぁ、この店、スゲーーー。
「フランス料理ってこういうものだったのね・・・」と初めて分かった(気がする)。
和食とかイタリアンとか、どちらかというと、「素材の味をそのまま召し上がれ」的な料理のほうが私は好きで、「日本は素材が良いので、ソースに手間暇かけなくても大丈夫なんですよー」と思っておりました。しかし、キノシタの料理を頂き、「料理ってこういう領域を表現できるのか」などと思ったのだ(ちと、大袈裟か?)

アートですね。スゴイです。感動しました。m(__)m

音楽でも美術でも、「どこまで追い詰めたか」っていうのは、一つの基準だと思うのだけれど、キノシタは味の領域を追求しているんだって分かるんだ。

目から鱗でした。

お誘いくださった、イトウさんはソムリエの資格(?)も持っていらして、彼のセレクトしたワインもかなり良かったです。全部で10,000円。このクラスのフレンチとしてはかなりリーズナブル(らしい)。
良いお店を紹介して下さいました。ありがとうございます。m(__)m