先日、シチリア料理のダ・ニーノに行ってきました。
今回は現地のワイン生産者の方がいらっしゃって、料理一皿に対してこれぞというワイン一本を選んでいく特別な日で、普段はシチリアのローカル色の強い料理をベースにしているらしいのですが、この日はいつもとは違う特別な料理だったようです。

一度行ってみたいなと思っていたレストランだったのですが、こんなスペシャルな日に同席させていただき大変光栄。誘ってくれた皆様に大感謝です。



「こんな味があるのか・・・」と驚かされること度々でした。奇をてらった味では決してないのですが、絶妙なんです。
「美味しいな」と思うことは良くあります。でも料理の味に驚かされることはそうそうない。ワインとのマリアージュも含めて、「こ、この領域ですか・・・」と完成度に唸っておりました。



周りの皆様のおかげで美味しいものを食べる機会にはなかなか恵まれていると思います。しかし、私の場合どうにも「知識」として定着しないのです。ワインの銘柄、産地とか全然覚えられない。勿体ないと思うですが、私は味わうことに集中しています(笑)なので、今回も料理の世界を俯瞰してこの味を位置づけるような芸当は私にはできませんが、あくまで経験的に「これはすごいなぁ」と。

やっぱり料理って芸術なんだね・・・と思える瞬間はとても幸せです。