2012/08/13 富士山
Category: ラン、トレラン
いざ富士山へ。1合目から出発です。富士山にはいくつも登山道がありますが、東側から登る須走口(須走IC)から上り始めました。普通は5合目まで車やバスで登ってそこから登り始めますが、そこをあえて1合目から!もちろん距離が長くなって大変なのですが。高山病になりにくいという利点もあります。

3,700mはどんな世界なのでしょうか。
未知の世界でした。気圧が平地の3分の2です。
私は気管が強い方ではないのです。
高山病には注意してゆっくり登りました。

5合目を出発したのが18時頃。やがて日が暮れます。

山頂まで。
こうして並べてみるとあっという間ですが、長かったです・・・。
さすがに日本の最高峰だけあって、簡単には登らせてくれません。
途中には高山病で調子の悪くなって休んでいる人もたくさんいます。
とにかくゆっくりゆっくり。
山頂の気温は4度程。真夏でも冬のような気温です。
吹き飛ばされそうな突風も吹いてきます。

富士山は山頂部分は3キロほどで「お鉢」と呼ばれている部分ですが、その中でも剣が峰が最も高いところです。日本の最高地点です。ここには富士山測候所(現在は閉鎖)もあります。山頂というと風が吹き抜けて寒そうですが、背後にドカッと測候所があるからか、この日はなぜか風があまり来ませんでした。日の出まで時間が余ってしまったので、早めに降りようかと思いましたが、なんとか寒さをしのげそうでしたので、朝まで粘ることにしました。
残念ながら日の出の瞬間は雲が出てしまいました。まさにあと少しで太陽が顔を出しそうな時に、背後から突然雲が流れてきて、まるで山頂を包み込もうと、だれかが雲を吹きかけているかのように雲がどんどんと湧いてきたのです。山の天気は変わりやすいとはよく言いますが、これはドラマチックでした。
少し前までは空には星が輝いていたのに。
そうそう。この日はペルセウス座流星群の極大日だそうで、流れ星がよく見えました。
この星空は、間違いなく今まで見た星空の中で最高のものでした。
天の川をこんなにハッキリ見たのは初めてです。
私は星座とかそういうのに疎いので、登る途中で出会った方に色々教えていただきました。トレランの格好で登っていたので、防寒体制がイマイチの私を見て、余っているとかでカイロを2個も下さりました。これは結果的に最高に有り難かったです。大感謝です・・・。
ところで、富士山は登る人がとても多いので、道迷いでの遭難の危険は比較的少ないと思います。
山小屋も要所要所にたくさんあります。いざとなれば助けを求めることができます。
こんな山は他にはないでしょう。
でもそういった安心の反面、滑落の危険は意外とあると思いますし、なにより標高が高いのでなにが起こるか分かりません。普段山にあまり登らない人も多数登っていますが、やはりちゃんと装備は持っていかなければならない山だなーというのが、印象です。富士山なめちゃいけない・・・と思いました。
(↑「寒くなったら走る」という防寒体制で臨んだ自分に書いています。)

日の出の瞬間は見ることができませんでしたが、お鉢を半周する間に、雲の切れ間から太陽が顔を出しました。雲の流れが本当に速いので、あっという間に顔を出したり隠れたり。雲がレンズのようになって、太陽が近く見えたり遠く見えたりもします。
富士山山頂で見たものは、どれもこれも平地では見ることの出来ないことばかり。3700mオーバーでおこる出来事にただただ「す、すごいなぁ・・・」と、感動しておりました。

天空から下ります。

宇宙に近い場所にいる気がした。

こういう雲は平地では見られないですね。


帰りは吉田口に下りました。
6合目から上を見上げます。

1合目の馬返しまでの道中、下りるにしたがって、だんだん夏の気温になってきました。なんだかホッとします。
「人が生きることの出来る場所に戻ってきたんだな」そんな安心感でした。

3,700mはどんな世界なのでしょうか。
未知の世界でした。気圧が平地の3分の2です。
私は気管が強い方ではないのです。
高山病には注意してゆっくり登りました。

5合目を出発したのが18時頃。やがて日が暮れます。

山頂まで。
こうして並べてみるとあっという間ですが、長かったです・・・。
さすがに日本の最高峰だけあって、簡単には登らせてくれません。
途中には高山病で調子の悪くなって休んでいる人もたくさんいます。
とにかくゆっくりゆっくり。
山頂の気温は4度程。真夏でも冬のような気温です。
吹き飛ばされそうな突風も吹いてきます。

富士山は山頂部分は3キロほどで「お鉢」と呼ばれている部分ですが、その中でも剣が峰が最も高いところです。日本の最高地点です。ここには富士山測候所(現在は閉鎖)もあります。山頂というと風が吹き抜けて寒そうですが、背後にドカッと測候所があるからか、この日はなぜか風があまり来ませんでした。日の出まで時間が余ってしまったので、早めに降りようかと思いましたが、なんとか寒さをしのげそうでしたので、朝まで粘ることにしました。
残念ながら日の出の瞬間は雲が出てしまいました。まさにあと少しで太陽が顔を出しそうな時に、背後から突然雲が流れてきて、まるで山頂を包み込もうと、だれかが雲を吹きかけているかのように雲がどんどんと湧いてきたのです。山の天気は変わりやすいとはよく言いますが、これはドラマチックでした。
少し前までは空には星が輝いていたのに。
そうそう。この日はペルセウス座流星群の極大日だそうで、流れ星がよく見えました。
この星空は、間違いなく今まで見た星空の中で最高のものでした。
天の川をこんなにハッキリ見たのは初めてです。
私は星座とかそういうのに疎いので、登る途中で出会った方に色々教えていただきました。トレランの格好で登っていたので、防寒体制がイマイチの私を見て、余っているとかでカイロを2個も下さりました。これは結果的に最高に有り難かったです。大感謝です・・・。
ところで、富士山は登る人がとても多いので、道迷いでの遭難の危険は比較的少ないと思います。
山小屋も要所要所にたくさんあります。いざとなれば助けを求めることができます。
こんな山は他にはないでしょう。
でもそういった安心の反面、滑落の危険は意外とあると思いますし、なにより標高が高いのでなにが起こるか分かりません。普段山にあまり登らない人も多数登っていますが、やはりちゃんと装備は持っていかなければならない山だなーというのが、印象です。富士山なめちゃいけない・・・と思いました。
(↑「寒くなったら走る」という防寒体制で臨んだ自分に書いています。)

日の出の瞬間は見ることができませんでしたが、お鉢を半周する間に、雲の切れ間から太陽が顔を出しました。雲の流れが本当に速いので、あっという間に顔を出したり隠れたり。雲がレンズのようになって、太陽が近く見えたり遠く見えたりもします。
富士山山頂で見たものは、どれもこれも平地では見ることの出来ないことばかり。3700mオーバーでおこる出来事にただただ「す、すごいなぁ・・・」と、感動しておりました。

天空から下ります。

宇宙に近い場所にいる気がした。

こういう雲は平地では見られないですね。


帰りは吉田口に下りました。
6合目から上を見上げます。

1合目の馬返しまでの道中、下りるにしたがって、だんだん夏の気温になってきました。なんだかホッとします。
「人が生きることの出来る場所に戻ってきたんだな」そんな安心感でした。