先日のトレランレース(ウルトラトレイル マウントフジのSTY)では、なんとか最後まで行きたいと思い続け、自分で出来ることは全てやって、「なんとか最後まで!最後まで・・・」と強く強く思って歩き続けていましたが、それでもリタイアせざるを得なくなってしまいました。

トレランのレースは人生を凝縮したようなところがある(*1)と私は思っています。例えば、始まりがあって終わりがあり皆で最後まで行くことを目指します。調子がよい時があれば、そうでない時もあり、しばしば予想外のことが起こります。感情の波も激しく、ポジティブな気持ちになれることもあれば、そうでない時もあります。そういったことを全てひっくるめて、なんとか自分の脚で歩き続けるのです。

「これだけ強く望んでいても、上手くいかないときは上手くいかないものなのだなぁ・・・」

と、短い24時間にも満たない時間でしたが、そこに「人生を垣間見た」とでもいいましょうか。「こんな風に終わってしまうことになるんだよ。いいのかい?」と、良い警告を受けた気分です。

昨年参加してやはり最後まで行けなかった、おんたけウルトラトレイル100km。今年も申し込んでおりましたが、脚の状態が充分に回復していないので、残念ながら今年は断念です。また徐々に走って脚を作って、まさかどハーフマラソンを走りフルマラソンを走り、基礎的な走力を上げてから来年挑戦したいと思っています。




(*1)
ちょっと大袈裟と思うかもしれませんが、私の場合そう思います。ただ、速いトップランナーの選手達が短い距離のレースを走ると、それこそ2,3時間でゴールして「あっという間」なので、そういう場合は「人生」っていうのは明らかにオーバーでしょう。